CGFNS
The Commission on Graduates of Foreign Nursing School

日本の看護師の方がアメリカの看護学科を修了せずにアメリカで就労するには、看護師として適切かどうかの評価を受けなければなりません。CGFNS(外国看護学校卒業生審議会)は、アメリカの各州から看護師に要求される知識やスキルを持っているかどうかを審査する非営利団体です。

CGFNSが行うこととは?

CGFNSの評価は大きく分けて次の3つです。何が必要なのかは州によって異なりますが、VisaScreen®は、看護師としてビザを取得する方全員が受けなければなりません。

CESレポート
CES Professional Report

このレポートは、各州から看護師に要求される次の項目の条件を満たしているかどうかを評価します。

  • 英語力(州よっては必須)
  • 高等学校卒業資格
  • 日本の看護師免許
  • 日本で修了した看護学校教育課程

CGFNS認定プログラム
CGFNS Certification Program

このプログラムは、CESプロフェッショナルレポートの全ての項目のほかに、CGFNSが独自に実施するテストを受験し、全てに合格すれば認定されます。アメリカの全ての州から要求されているわけではありません。

  • CESポートの全ての項目
  • 認定試験

ビザスクリーン
VisaScreen®

この評価は、CESプロフェッショナルレポートと同等の評価を行いますが、NCLEX-RNに合格した後でないと申請できません。このVisaScreen®はCGFNSの認定プログラムの名称です。

  • 英語力 TOEFL or IELTS(必須)

CGFNSはあくまで看護師として適切かどうかを審査するだけです。NCLEX-RNの試験自体は各州の看護委員会(The Boards of Nursing)が主催しますので、各州が看護師に何を要求するかによってCGFNSで評価をしてもらう内容も異なります。またCGFNS以外の審査機関の評価も受理する州もあります。

各州が看護師に要求すること

アメリカには50の州があり、各州から看護師のライセンスが発行されます。米国では看護師は、全米の資格ではなく、各州の資格となります。そのため、NCLEX-RNを受験する州によっては合格どころか、受験をするまでに多くの時間とコストがかかります。ただ逆を言えば、受験しやすい州もあるということです。

日本の看護師免許を持っている方が、アメリカの看護師を目指すために考慮すべきは、

  • ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)が要求されているかどうか
  • TOEFLなどの英語テストのスコアが要求されているかどうか

の2点です。SSNは基本的に留学生が取得するためには、大学などのキャンパス内で働く場合や、学校を卒業してOPT(オプティカルトレーニング)が認可されれば取得できますが、渡米後すぐに取得できるものではありません。また、英語テストのスコアは、医療分野のため要求されるスコアが高い(TOEFL iBT75程度、IELTS Overall6.5 Spoken7.0程度)ことです。

次の表は、主要な州でのNCLEXを受けるまでの必須要件をまとめたものです。このようにして見れば、ニューヨーク州が最も試験を受けやすい州と言えます。

SSNCGFNS英語力特記事項
アリゾナ州 
カリフォルニア州看護委員会に直接評価申請
フロリダ州CGFNS以外の評価機関受理
ジョージア州 
ハワイ州 
マサチューセッツ州 
イリノイ州 
ミズーリ州CGFNS以外の評価機関受理
ネバダ州 
ニュージャージー州 
ニューヨーク州CGFNSにニューヨーク州独自の規格あり
オレゴン州CGFNS以外の評価機関受理
テキサス州CGFNS以外の評価機関受理
ワシントン州CGFNS認定試験要

CGFNSへの審査申請

CGFNSへの審査の申請はオンラインにて行います。オンラインにて支払いが済んだら、申請に必要な書類が案内されます。その案内に従ってCGFNSへ提出書類を郵送します。これらの書類は全て英語にて記載されたものに限ります。郵送する書類の中には、卒業された学校から直接送らなければならない書類もあります。例えば学校のカリキュラムなどです。そのため、学校側で英語のカリキュラムを作成する必要があります。このような場合、日本の学校も英語に翻訳することに時間がかかったりすることもありますので早くから準備をしておきましょう。