アメリカ大学の教育システム

アメリカの大学のシステムは日本のそれとは大きく異なります。日本のように入学式がなく、年間を通して(多くは年2回)入学できます。編入学が盛んに行われ、入学した後でも自分の好きな進路を選択できます。入学は簡単にでき、卒業が難しいと言われるのがアメリカの大学の特徴です。

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短大から4大へトランスファーが可能

高校卒業後の進路

高校卒業
短大
進学・卒業
4大
進学・卒業

アメリカでは高校卒業後、直接4大に入学することも出来ますが、まずは短大で一般教養の授業を履修し、その単位を4大にトランスファーすることが可能です。トランスファーのメリットは4大よりも学費が安いことです。カリフォルニア州では編入の際最高70単位まで移行することができます。つまり卒業に必要な単位の半分以上を学費の安い短大で取得することが出来ます。また、最初の二年間は専攻を決めずに勉強することも可能です。ただ州を跨いでのトランスファーは単位が認定されないこともあるので注意が必要です。

アメリカの大学には入学式はない

大学に入学する時期は日本と大きく異なり、全員が一斉に同じ春からの始業とはなりません。何度も受験のやり直しができる仕組みから、浪人生がいません。高校を卒業する時期が毎年5月末から6月中旬であるため、秋学期からの入学者が多く、年1-4回の出願のチャンスがあります。

難関大学を除く一般的なレベルの大学では、どの学期から新学期を開始しても構わないため、1年に何度も入学申込みの期限があります。大学によっては、多くて4回、少なくて1回の入学チャンスがあります。

アメリカの大学の入学式は無く、新入生の初日は「オリエンテーション」から始まります。留学生が多い有名私立大学や総合大学などでは、留学生だけを集めたオリエンテーションが開かれています。オリエンテーションでは、大学の学生生活概要はもちろんのこと、科目登録前に各大学で数学や英語等の基本的な学力テストを受験することが一般的です。

学期制

アメリカの大学では、2学期制、3学期制、4学期制があります。現状では2学期制の方が長期間のため、長期間にじっくりと教えられるという教授の意見により、3学期制と4学期制の大学は、2学期制に移行しつつあります。

2学期制

秋学期(フォール セメスター:Fall Semester)と春学期(スプリング セメスター:Spring Semester)が主な学期で、夏には受講選択が可能な短期クラス(サマー セメスター:Summer Session)を提供する大学も多くあります。

大学によって多少異なりますが、秋学期は8月から12月、春学期は1月から5月、夏短期クラスは5月から7月までが一般的な年間カレンダーになっています。

3学期制

秋学期(フォール トライメスター:Fall Trimester)が9月から11月、冬学期(ウィンター トライメスター:Winter Trimester)が12月から2月、春学期(スプリング トライメスター:Spring Trimester)が3月から5月までです。

4学期制

秋学期(フォール クォーター:Fall Quarter)が9月から12月、冬学期(ウィンター クォーター:Winter Quarter)が1月から3月、春学期(スプリング:Spring Quarter)が3月から6月、夏学期(サマー クォーター:Summer Quarter)が6月から8月までです。各学期がそれぞれ 短いため、頑張って受講し続けることにより、2学期制よりも少し早めに卒業をすることが可能です。

「アメリカの大学は入るのは簡単だけれども出るのが大変」

専門学科

アメリカには、大学をグループ別に分類できないほど、多様な大学が存在します。留学生にとって大学の選択肢を左右させる優先課題は、就職の可能性の確率が高い学科で学び、資格を早く取得することが無難だと考えましょう。

教養を高める事に特化したい人には、認知度が社会的に高い専攻科目(例:看護・薬学・臨床・会計・バイオ)なら、どこの国で勉強しても将来性はあります。

専攻学科を100以上も有する大規模な大学もアメリカには多数存在します。また、日本の四年制大学にある医学部・法学部・政経学部などは、アメリカにはありません。四大をまず卒業し、その後に大学院レベルに進級して学ぶシステムだからです。

二重専攻・副専攻

ダブルメジャーは、主専攻を2つ選び、マイナーは主専攻(メジャー)と副専攻(マイナー)とそれぞれ位置づけ、マイナーはあくまでもサブ的な位置付けとなります。必然的に卒業するまでの必要単位数は増えますが、多くの留学生がこの制度を利用しています。英語のハンデがある留学生にとってはとても大変なことですが、2つのメジャーを同時に取得できれば卒業後の就職、ビザの取得に役立ちます。

授業

日本の大学だと、普通に出席して、授業や試験を受けていれば簡単に卒業できるかもしれませんが、アメリカの大学では授業中の参加が重視されています。授業中の発言やオフィスアワーズを利用し教授に質問しに行くことが大切です。そして大量の宿題が毎日のように出されます。

履修

履修時期は学年や単位数によって異なります。成績が良い学生から早く履修が出来る学校もあります。学期の最初の数週間授業に出席し、教授や授業スタイルが合わないと感じたら変更することも可能です。そして単位制なので卒業に必要な単位され取れば卒業が出来ます。

ビザ

留学生はビザの関係上、一学期に12単位以上取らなければいけません。そして、GPAが2.0以下になると学校からプロベーションをもらったり、退学になります。