英語教師の為の英語研修


2.近藤 佳さん ボストンの著名校、バークリー音楽院大学2年生在校 2007年秋 体験談
留学生が多い学習環境?
はい。バークリ−音楽院では留学生が占める割合が 現在30%ほどもおり、パートタイムの学生を含めると日本人だけでも約500人は居ると 聞きました。次に多いのが韓国学生、ヨーロッパ諸国からの学生と続きます。
歌う時に多少変化のあるパターンを学べるボーカルのディクションクラスも有り、アメリカン 必ずクラスに一人以上の留学生がいる為、留学生には居心地がいいと思います。
専攻する授業と関係ない仲間 を集めてバンド活動や作曲活動を行っている時に、学生生活が 充実しているなと感じられます。宿題や課題に追われ過ぎると時には音楽が楽しいと思えなく なるのは 悲しい事なので、全く関係のない曲のジャンルを友達とコラボレーションし、一人 住まいのアパートで 録音やミキシング で気晴らしを心がけています。一緒に演奏する楽しさ は格別でお互いの知識を教え合う事も出来て、 私自身の勉強と刺激にもなります。大学に 入ってからは体育の授業が無くなって、運動 不足からジム通いをし週に2度は 汗を流すよう に頑張っています。一週間が充実して過ごせると週末は思い切り羽をのばせて、実に気持ち がいいです。
大学生生活の厳しさと魅力は何?
アパートの隣室に住んでいる友達はピアノ専攻生、その彼女のルームメイトはギター専攻生、 3人で良く集まってはレコーディングの課題を手伝い合っていました。異なる 楽器のルームメイト を持つ事は、私にとってそれだけでも実に魅力的で興味深いです。厳しさの点では、高校の 寮生活の話に戻りますが、それぞれ自分の部屋が有るのにルームメイトが友達を呼んで騒いだ りして、なかなか勉強が捗らなかったのは英語のハンデも重なって一時辛かった時期も有りました。 ルームシェア出来る信頼し合えるルームメイトに巡り会えるとラッキーですね。バークリー音楽院 に短期 受講で来る大半の日本人学生と 4大の正規留学生との相違はあまり無く、彼らの真剣 さが特に 40〜50代の男性に見受けられ、むしろ4大正規留学生の方が軽い気持ちで来ている 人が 多いみたいです。 自分で貯めたお金で趣味の楽器に一度 真剣に取り組んでみたいという 熱い想いが、年長の学生からは伝わって来ます。一年、もしくは一学期だけ でも、会社 を休んで 来ていた方も居ます。 世界中のミュージシャンを目の当たりにし、上にはい上がる事 厳しさを 思い知らされもっと努力しようと一層燃える人、反対にヤケを起こし挫折して遊学に走る人など 実に多様です。
アメリカの全寮制高校で過ごした経験が役立って居る?
一番大きな収穫は、一般のアメリカンティーンエージャーの生活習慣や会話のやり取りを目の 当たりで体験できた事で、夜中にお菓子を食べる人、それに対して何も注意しない先生、 そんな異文化の違いを肌で感じ取れました。今ではもう当たり前のように慣れっこになっています。 その反対に友達と恋の話にわくわくしたり、高校の放課後に毎日スポーツ部活に精を出したり、 日本とあまり変わらないなあと思う部分も発見しました。私の英語力が一気に伸びたのも、 英語を話さなきゃいけない状況での女子寮共同生活が大きく貢献しています。
バークレイに合格時のトイフル点数は?
私の場合は 520点だったと思います。GPA数値は不確か覚えていません。最近のバークリー音楽院 は、入学が非常に難しくなりつつありますが、留学生のトイフルとGPA数値は入学時に求められて いません。私は高校生活3年の間、ずっとバークリー音楽院以外の学校を考えていなかったので、 自分を試す為にトイフルを軽い気持ちで取った感じでしたが、周りの友達は頑張って550点以上は とっていました。高校の教師からの推薦レターと成績が良かったせいで合格出来たのかなと思って います。今まで知らなかったジャンルの音楽や、楽器、テクニックなど、吸収したい事が一杯あります。 音楽という大きな共通点を持つ仲間が世界中から集まっているので、インターナショナルに友達が 増えることも大きな知的財産となり、「音楽に国境はない!」まさにその通りです。なので、もしあまり 英語に自信無い方でも、どんどんネイティブの学生と率先して一緒に演奏活動して行けば、驚く程、 音楽のスキルも英語も上達するを確信しています。言語の壁で授業に付いて行けず、苦労している 友達もいますが、一学期お休みをとって語学校に行く行き直して乗り切った人も居ました。音楽の学 校だからとはいえ、やはり授業が解る程度まで英語力を高めないと苦労すると思います。
今後の将来設計プランや抱負は ?
ソングライティング専攻なので、自分のソングライターとしての実力を試したいです。インターンシップも、 日本とアメリカの両方で出来るよう研修先を今からインターネットで検索し始めました。音楽に携わる 仕事以外は今のところ考えられない私です。高校、大学で学んだ事、過去に吸収して来た事を十分に 活かせる仕事に付けたらもう最高!私は今、ポップソングを作詞作曲したり、演奏のレコーディング、エンジニアも勉強中で、コンピューターに入れて編集をする作業も着実に増えています。著作権につ いても勉強中で、卒業後は見習いでインターンシップしながら日本と欧米の音楽を融合させる作品 創りを目指したいです。
失敗談のエピソード・知って得する情報とは ?
ボーカル授業で歌う事が何度もあります。ボーカルでも専攻学科は作曲なので、将来パフォー マンスする訳ではないという意識が常に頭にあり、歌う事だけを楽しんで来ましたが、真剣にな 取り組みとまでには至っておりませんでした。しかし、ある時先生に、「声が奇麗なのに自信が感 じられない。自分を素晴らしいシンガーだと思わないの?」と質問された際に、「NO、思わない」と 素直に返事をしたら、「自分を低く評価する人は決して上達しない。ちゃんと自分の歌声を聴いて、 好きになりなさい」と言われ、とても恥ずかしさを覚えた瞬間でした。謙遜の国、日本とは違って、 どんどん自分を表現してアピールするのがアメリカ、自己宣伝に工夫を凝らしてうるさい位に これからは自分の歌をプロモートして行く大切さを学びました。そして、自分を一回り大きく成長 させてくれた大学生活に万歳!
ギター演奏の日本人教授が居るバークレイ 
ギターの藤田Tomo 先生で、全米ブルースギターのコンテストでの優勝者です。若い学生間では 「音に感情が篭っていない、日本人特有の練習を重ねて完成された機械的な動きと音色だと評する声が多いようですが、地道に練習を重ねて得たスキルは本当に素晴らしいようです。ギターを教える 先生なのでギターLABや個人レッスンで彼の授業を誰でもが受けられるそうです。

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