
中 治人君 (助監督 32歳 京都大卒 文化庁芸術スカラシップ受賞者)
1 )
現地で英語研修終えてからNYFA入学して正解だった?
 僕はキャプラン校で5ヶ月の英語研修でしたが、もっとやっていてもよかった位です。 ただ学校で習う英語と実生活の英語とのギャップが有り過ぎて、何か他の手だても考えて工夫した方がいいと思いました。日本人のいるアパートを避けた方が良いのは判っているのですが、そう言う自分は未だにに日本人のルームメイトと一緒の生活から抜け切れません〔苦笑)。 とにかく英語力をつけてからNYFA校に行った方が絶対いいです。映画学校に一旦入ってしまうと、なかなか英語力を向上させるのが厳しくて、実作中心に多忙生活が始まったら勉強どころではなくなるからです。あと、
どうしても同じ国の人とかと集まってしまい勝ちなのですが、積極的にいろんな国の友達を作るべきだと痛感していても、これって口で言うほど簡単ではないのが現実で
今も苦戦しています。
2 ) 渡米当時の英会話力と現在を比較しての相違点?
確実に英会話のレベルはアップしていますが、もどかしさは依然ぬぐいきれません。 まだ長い文章とかが言えませんし、どうにかしなければと思っています。
3 ) 映画制作未経験者は何かしらのハンデが有る?
とにかく、何かひとつ得意分野があるとベストでして、例を上げると演技がうまい、 カメラワークが冴えている、パソコン編集や英会語が得意、映画をたくさん観ているとか。僕が組んだフィルムクルーはイタリア人(元学生)、アメリカ人(元学生)、
日本人(元大学院生)、アメリカ人(元学生)の5人編成でした。インストラクターは良い先生が3人ぐらい居ましたが、僕の時は特にニューヨーク大学からは出向の講師は来ていませんでした。
4 ) 失敗談と受講中の留意点とは?
特に大きな失敗はありませんが、小さなトラブルは日常茶飯事です。役者が突然来なかったり、スタッフが大遅刻したり、警察が来たり、カメラが故障したり。とにかく一学期の前期は非常にタフで、覚悟して行かれて下さい。2学期の後期はあまりの暇で吃驚です。他の映画制作校と決定的に異なるポイントは、割と自由に作品を作らせてもらえるんじゃないでしょうか?ゲストスピーカー講演会に出るチャ
ンスが多忙過ぎて未だに参加が出来ていません。有名な人が招かれていると聞いていますが。
5 ) ARCのサポート・ビザ申請など全般的なコメントは?
ビザサポート等の業務で大変満足しております。ニューヨークのキャプラン本校よりその前に在籍していた同じキャプランのバークレー分校の方がはるかに良かった。街の雰囲気、ニューヨーク校の雰囲気がどうしても遊び中心になってしまいそうで、
バークレー分校だったならもっと真面目な学生が多かった為、自然と勉強にも気合が入りました。結局は自分自身のこれは問題だと言えるけれど、活気がありすぎるマンハッタンのあの雰囲気の中で、勉強だけを続けるにはかなり根性が必要かも。
2004年春在籍 佐々木雪踏君
「僕は、小さな頃から日本の特撮映画やハリウッドの映画が好きで、神奈川にある日本映画学校に進学する事を考えていました。しかし4年間 日本で映画の勉強をするよりも1年間で、ハリウッドで映画の勉強をする方が確実に力になると思い、ハリウッドでの映画の勉強を決断しました。アメリカに来た頃、参考書の付録にある「リスニング英会話」の生の英語に戸惑い サンドイッチ屋さんで英語を注文するにも発音悪くて苦労したし、映画館で「スパイキッズ3」と言ったのに「パイレーツ・オブ・カリビアン」のチケット購入になったりで大変だった。今では英語が上達しアメリカ人のルームメイトと映画のDVDを見ながら「このシーンがかっこいい」とか「フィルムを現像する時に手を加えたと思う」など映画について堂々とおしゃべりできるようになった。
東海岸と西海岸での文化の違い、スーパーに並んでる3リットルの牛乳、テレビ番組やニュースの報道の仕方、分別しないゴミ、チラシやパンフレット、前売り券が無い映画文化と戸惑う事は多々有る。けど日本に居たら体験できない事や新しい考え方を沢山持てるようになれたと実感出来る。
今僕は、ロサンゼルスのユニバーサルスタジオにあるニューヨークフィルムアカデミー ハリウッド分校の1年間プログラムで映画の勉強中。難しい事ばかりだが、いつかアメリカの映画ファンに「黒澤より日本の監督と言えば佐々木でしょ」と言われるぐらいの監督になれるよう頑張りたい。
日本に居た頃は、あんまり考えていなかったけれど、タイプが上手くできないのに無理してパソコンでメールを送ってくれる母、毎週 仮面ライダー情報 を送ってくれる姉、海外での勉強を許してくれた父とアドバイスをくれる兄。それと、いつも楽しいメールを送ってくれる日本の友達に感謝の念を捧げたい。」
受講前に比べて映像を「見る力」がついたし、映画が前よりもっと好きになれたので 満足。
授業料は泣くほど高いけど。 とにかくアメリカ人の典型的な事かもしれません が、実に時間にだらしない、時間を守らない、平気で30分も遅れたりする事を
沢山経験させられた。
2
) アメリカンとのルームメートで一番関心したことは?
やっぱり冷蔵庫にビールとトマトケチャップしか入ってない事ですね。 僕のアメリカンのルームメイトは、とにかく外食、ファーストフードばっかりといった生活だったので。
3
) 日本から来る英語に自信ない人にアドバイスは?
わからないなら I do not know. I do not undestand.
聞き取れなかったらCould you tell me again ?を何度も繰り返して確認する事。 もともと完璧な人は居ませんから恥ずかしがる必要はないと思う。
4
) 短期間で英会話をマスターする秘訣は?
僕は英会話をマスターしたほど上達していませんが、聞いて喋ってる人を真似する 事がいいと思います。 映画の台詞を覚えて真似するだけでもいつか使う日がくるので。
たとえば そろそろDVDボックス発売のスターウォーズの台詞 「I've got bad feeling about this」 けれどまだ日常的には使いませんが。
5
) 日本での計画・抱負・希望は?
とりあえず 帰って1本ドキュメンタリーをやりたいんのでそれを頑張ってみようと思い ます。それに失敗したら後は首を吊るだけです。
6
) 8週間だけの短期映画制作でも十分?
最初の8週間で基本の基本は教えてもらえるけれど、詳しく脚本を噛み砕いたり、 音響の事を勉強したりはしないので、僕は8週間だけでは十分とは思いません。
7
) スタッフの平均的な質と教え方テクニックは?
先生方は素晴らしかった。 映画の総合的な事を教えるラリー・リヒーという先生は、 デビュー作でアカデミー賞監督賞を受賞したサム・メンデス監督の2作目、トム・ハンクス、
ポール・ニューマン、ジュード・ロウ主演の「ロード・トゥ・パーディション」のアンクレジット プロデューサーで、トコトン映画に詳しくて卒業制作の段階でも脚本を良く読んでくれ、
編集でもここがいいとか悪いとか鋭く的確に教えてくれるいい教師でした。ほかにも 先生方はとっても良いです。
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