アメリカでのアート系美術大学・専門校の大半は私立校で、滞在費を含めた年間費用は400−600万円と高めです。 ニューヨークとカリフォルニアに集中してそれらの多くが存在し、デザイン・メディア産業界において地域と大学の結びつきが強い産学協同体 の傾向が顕著に見られます。その一例を挙げるとカリフォルニア州CSU系列の州立大学では、映画産業のメッカであるハリウッド・バーバンク 地域に1000ヶ所以上ある会社と密接な関係を構築し、大小のプロダクションが競合しあっています。 その一方では、コンピューター関連企業が6000社も集まる著名なのシリコンバレー(サンフランシスコから南下30分)では、 地域企業と直結した多種の専攻学科の選択肢が、周辺の私立大学も含めて豊富に準備されています。優秀な学生を輩出しているアート系専門大学では、 多くのプロアーティストや現役のアート系会社経営者自身がインストラクターとして招聘されており、卒業したら現役としてスグ使える人材育成を徹底的 に目指し、第一線で活躍するプロの現役デザイナー達からの直接指導は、日本のアート系カレッジではあまり見られない刺激と魅力を感じさせます。 活躍中の卒業生とのネットワーク利用で、就職戦線も有利に展開出来ます。アメリカ留学するもう一つのメリットとは、大学卒業後にプラクティカル トレーニングと呼ばれるOPT資格が学生ビザのまま合法的に有給就労が出来る点に尽きます。短大・4大・専門校の各卒業生が、このOPT資格に該当します。 大学入学条件の一つであるポートフォリオ制作は、出願時の合否を決定させるキーともなります。将来投資を見込んだアメリカン学生の合理性を追求する国民性が、 大学の高い学費を払う面にも伺えます。アート系私立大学の費用は州立大学の2−3倍、例としてロスアンゼルス郊外パサデナにあるアートカレッジは、 卒業と同時に就職率200%を誇る学生間では引っ張りだこの有名校です。優秀な人材育成のプロ養成校として、全米に認知された実勢と実力を誇っている 証とも言えます。 単に絵が好きなだけの理由でアートを専攻する学生は、就職をあまり真剣に考えなくても良い財政的背景が有る方に向いています。 油絵・一般ビジュアルアート・彫刻と言った専攻は就職に一番不利と承知すべきです。又、その反対に将来の就職が大学・ 専門校卒業時の最大のゴールと考えたい方は始めから避けるべきで、コマーシャルアート分野のプラダクトデザイン・インテリア・ CADを駆使する設計デザイン等の明確な専攻学科の選択が、卒業後の職探しに直結します。どうしてもアート系への拘りが有る方なら、 大学での専攻科目を商業アート系分野に密着した実践的なコースを履修され、「これしか自分には出来ない」のでは無く、 自分を助けるスキルのアップグレードの習得を在籍中に意識的に選択する事が重要なサバイバル基準となりえます。「好きな事」と 「仕事として向きあう事」とは必ずしも一致しない厳しい現実を直面し、且つ、自分のクリエイティブな限界に挑戦していくスピリットが、 アート留学には特に求められます。留学資金に制限が有る方は、始めからアート系専門4大への入学を避け、 アート系美術専門校で2年未満の短期コース受講がお勧めです。 日本では専門校に対する一般の認識度がまだ低いですが、アメリカでは一定期間内で実践・実習制作を効率良く学べる充実したカリキュラムを持つ専門校が数多く存在し、無駄を省いた徹底集中学習が期待出来ます。これならお金を節約した「成功する留学」に一歩近付けます。アートデザイン分野全般に該当する話で、4大の学士号取得だけが、人生の目的と貴方自身を限定する必要は有りません。アート学習とはセンスの感性が最後に問われる世界で、無理に多額な費用をアート系4大入学に投資するよりも、一般の総合大学内のアート学科の受験に切り替える方のも一つのアイデア。アート系専門大学を選択する方は、その先に何を自分で展開させたいかのゴールを明確に掲げてから、選択されるようアドバイス致します。出願のアシストを年間通してARCでは応援しています